友人に話したら、
響いてくれた話があったので、
書き留めておきます。
『成長している時ってどんな時でしょうか?』
旅行で知らない土地に行って、
初めて見る景色に感動したり、
知らない人と仲良くなって友達になったり、
そんな楽しい瞬間を思い描いていたら、
それはかつての私と同じです。
そして、かつてのベティーと同じです。
アグリーベティーのシーズン3は、
ベティーが旅行に行って成長して(したと思って)
帰ってきたところから始まります。
かつてのボスは落ちぶれ、仕事がうまくいかない。
一人暮らしを始めるも、部屋をちゃんと見て契約せず、
ひどい部屋を借りるはめに。
ベティーは、成長して帰ってきた自分が、
何一つ上手くできないことに悲しみ、落ち込みます。
そんな時、
ベティーのお父さんが声をかけるのです。
「おまえは、旅をして成長したと思っているが、
本当に成長しているのは、
こうして悩み苦しんでいる今なんだよ」
私は、この言葉にハッとさせられました。
旅行をして、新しいものを見たり感じたとき、
感動して成長したと思っていましたが、
その成長は上辺だけ。
本当に人が成長するときというのは、
悩み、苦しんでいる時なのだ、
と気づきました。
私が人生でつらかったことのTOP3は、
受験・就活・社会人2年目の冬
です。
受験時代は、
「世の中で一番大変な人は受験生だ」
と思い、電車の席は一目散に座っていました。
就活中は、相次ぐ不合格に、
「私は社会から必要とされていないのだ」
と感じ、自殺を考えるくらい精神不安定になりました。
社会人2年目の冬は、
人生で最も大きな仕事のプレッシャーと責任に、
押しつぶされそうになりました。
学生時代は、こけても自分の問題ですが、
会社に勤める身として、私がこけたら被害を被る人が沢山いる、
という内容でした。
転職も考えましたし、
いきなり辞めてみんなを困らせてやりたい、
とも思いました・・・。
その時々を思い返すと、
記憶の色はグレーで、
ただ辛くて苦しかった感覚しかないです。
その点、受験合格・内定・社会人3年目の、
辛さから抜け出した時からの記憶は、
ピンクや黄色といった、明るくてハッピーなイメージです。
ピンクや黄色の記憶はご褒美で、グレーはただただ辛い記憶。
そう思っていましたが、
グレーの記憶の方こそが、
自分にとって大切な瞬間だったのだ!
と、ベティーのおかげで気づくことができました。
人が成長する瞬間は、
「なんで自分は、上手くいかないんだろう」
と、くすぶっている時です。
それって、本人はジレンマを感じますが、
実は成長できる機会を与えられている、
いわばラッキーな瞬間なんです(^^)
私が尊敬している、AK-Englishさんという方がいます。
独自メソッドの英語教室が支持を受け、
現在はカナダで活躍されている方です。
この動画の中で、英語を学んでいる時は、
「ストレスが好き」と言っていた。
と、話しています。
「ストレスが好き」なんてフレーズ、
今までに聞いたことはありませんでしたが、
ストレスの裏には、成長が隠されていたんですね。
それなら私も、「ストレスもっと来い!」ぐらいの感覚で、
精進していきたいと思います!!