ドラマ『わたし、定時で帰ります。』を見て、
なるほどなと、学んだ事がありましたので、書き留めておきます(^^)
ドラマについて
主人公の東山結衣(吉高由里子)は、
新卒で入った会社で過労で倒れたことをきっかけに、定時で帰れる会社に転職。
朝は定時出社、夜も18時に定時退社する生活を送っています。
ストーリーは、元彼の種田晃太郎(向井理)が結衣の副部長として異動してくる所から始まります。
結衣の部署には、
長時間働く事が良いことだと思っている同僚や、
すぐに辞めたがる後輩、
産休から復帰してワークライフバランスに悩む先輩、
家に帰りたがらない社員など、
働き方に対する様々な問題を抱えています。
また、問題は社内だけでなく、取引先や、私生活でも起こり、もう、てんやわんやです。
問題解決能力
この様々な問題に対して、結衣の取る行動が、素晴らしいんです!
もちろん彼女自身も問題を抱えていて、
周りに助けられてもいますが、
感情的になるべきところ、
冷静になるべきところ、
フォローする相手、
フォローの仕方、
かけるべき言葉のタイミングとチョイス。
私からすると、全てが完璧です(*_*)
だから、このドラマを見る時は、
「私だったらどんな行動を取るかな、どんな風に声をかけるかな」
と思って、答え合わせをしながら見ています。
こんな風に重ね合わせて見るのは、
私と結衣の立場が似ているからかもしれません。
特に印象深かったのは第6話です。(ネタバレ注意!)
結衣の後輩の来栖泰人(泉澤祐希)が、
種田さんと衝突した後の結衣のフォロー。
来栖くんに一任されているはずの仕事が、来栖くんの手際の悪さと種田さんの手際の良さで、周りがどんどん種田さんに頼って、来栖くんをないがしろにし、来栖くんの怒りが爆発します。
なぜ6話が印象的だったかというと、この回だけ、私の中で、フォローの仕方も、する必要性も分からなかったからです。
他人同士がぶつかった時に、挟まれた自分が口を挟むべきなのか、また、どんな風にフォローしていいのか全然分からなかったのです。
種田さんは大人です。
来栖くんは未熟な後輩です。
一見、フォローすべきは来栖くんだと思ってしまいますが、
ここで結衣は種田さんをフォローしに行きます。
そして、人の気持ちが分からないとこぼす種田さんに、人の気持ちなんて分からなくて当然だし、人の心を開くためには、もっと自分の弱みを見せても良いんじゃないかと言うのです。
さすが結衣(^^)
私だったら、二人の問題に口を挟まないし(^^;)
フォローするとしても、後輩の来栖くんに、「仕事は慣れもあるからね」みたいな事を言うしか思い浮かばなかったです。
でも、たしかに種田さんに物事を言える立場にいるのは結衣くらいだし、
来栖くんのフォローは、周りに任せておけるので、ナイスな行動だなぁと思いました。
働き方について
このドラマは、タイトル通り、働き方についてのメッセージがあらゆる方向から込められています。
自分や周りの働き方を見直すきっかけになるし、色々考えさせられて、新たな価値観を得たりもできるのではないかな、と思います。
しかし、やはり感じるのは、
頭では分かっているけど、時代が追いついていない事。
みんな理想は分かっている。
理解している。
でも、それを行動に移せるのは極一部だし、
行動に移せないのには、
古い考え、しがらみ、弱さ、怠慢、傲慢など、
それなりの理由があります。
それを乗り越えて、理想に近づくには、
固定概念を捨てて、賢く生きる必要があるのではないか。
というのが私の考えです。
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