先日会社の人と話していた時に、
仕事もプライベートもうまく行っていて側からみれば満たされていそうな人が、
幸せを感じられない事に悩んでいました。
そんな時に私が伝えた考え方が刺さったようだったので、共有しておきます(^^)
幸せを感じにくい人の特徴
人間は2つのタイプに分かれると思います。
・向上心があり、常に変化を求めるタイプ
・変化が嫌いで、現状の安全を守りたいタイプ
学術的には、開放型・維持型と言われていて、
脳科学の研究では、脳内物質の分泌物の量の違いがこの性格の違いを引き起こしていることも明らかになっているそうです。
ちなみに私は前者の開放型で、
私に相談をしてきた会社の人も開放型でした。
開放型だと、幸せは、頑張った先に手に入るものだと思いがちです。
だから、常に幸せを追い続け、今ある幸せに気づく事が出来ない。
また維持型の人は、自分の生活を他人や外部のイベントに乱されるせいで幸せが続かない、と思ってしまいがちです。
幸せは側にある
世界を見渡すと、いろんな人がいます。
地位も名誉もあるのに不幸せなロックミュージシャンがいる一方で、お金がなくても幸せを感じて生きているホームレスもいます。
幸せは、追い求めて手に入れるものでも、他人に奪われるものでもなく、単純に、自分がどう思うかそれだけです。
幸せとは気持ちです。つまり、考え方一つで変えることができ、誰でもいつでも手に入れられるものです。
幸せは、実はすぐ側にあるのです。
なんなら誰しも持って生まれてきています。
人に期待しない
では、どうすれば、側にある幸せに気づけるのか。
私がまず行ったことは、
他人に期待をしない
ということです。
自分以外の人は他人です。
自分以外の人の気持ちを知ることはできないし、コントロールすることもできません。
だから、他人に期待をしない。
期待をするから裏切られる。
期待をするからストレスが溜まる。
そもそも期待をしなければ、他人から受けるイライラなんて起こらない。
期待をしても良いのは自分にだけ、です。
これから起こる出来事に期待しない
そして、これが先日会社の人に響いたこと。
これから起こる出来事に期待しない
他人をコントロールできないように、
これから起こる出来事も自分ではコントロールできません。
だから、期待をすると裏切られる。
期待をするとがっかりする。
せっかくの嬉しいことも、期待をしていると嬉しさを感じにくくなる。
期待さえしていなければ、
悪いことが起こっても、そんなもんだし、
何もなくても、そんなもんだし、
ちょっと良い事が起こっただけで、とても嬉しく思えます。
旅行ってワクワクしちゃうじゃないですか。
でも、旅先で感動的な景色に出会えるとは限らないし、美味しいご飯を食べられるかは分からないし、なんならお財布やパスポートを無くしたり、怪我をしたり、トラブルに見舞われることだってあるかもしれない。
だから、旅行前は、ワクワクする自分をちょっと抑えて冷静になって、
何も起こらなくてもそんなもんだ、
とりあえず安全に帰ってこれることを目標に、
旅行を計画して実行した自分を褒めよう。
という風に思えば、少しの嬉しい出来事がとても心に残る嬉しい出来事になり、
ちょっとのトラブルは、全然苦になりません。
最近あった例としては、好きなアーティストのコンサートに行った時。
チケットの席が開示されて、やっぱり期待したくなるじゃないですか。
アリーナかな、アーティストを間近で見られるところかなって。
でも、そこでも期待しない。
2階席のさらに奥の見にくい横の方で、前の人は背が高い人かもしれない。それでも、チケットが当たっただけでラッキーだし、上からの景色や場内の雰囲気を楽しめば良い。
そう思っておけば、ちょっとでも良い席だった時に、とても嬉しく感じられます。
コップに水が半分あって、
あと半分しかないと思うか、
まだ半分もあると思うか。
よく言われている話しですが、
幸せを感じるのに大切なのは、何が起きたか、ではなくて、起きたことをどう受け取るか、だと思うのです。
自分を褒めよう
先程の旅行の話でちらっと出てきましたが、
自分を褒めるって大事です。
期待をしないで物事に臨んで、良い事が何も起きなかった時、むしろ気にしちゃうような事が起きた時、元気のない自分がいたら、
それを実行した自分偉い!と自分を褒めましょう。
そうすると、その出来事をプラスな事だと脳が認識してくれて、
次もまた頑張ろうってなります。
生きてるだけで偉いぞ自分!
人と比較してはいけない
側にある幸せに気づく上で、絶対にやってはいけない事、それは、人と比較をする事です。
人と比較するって、教育をする上で手っ取り早くモチベーションを上げやすいので、
学生のころに使われがちなのですが、
実は強い副作用があると思います。
20代までの考え方や性格が形成される時期に、
人と比べて生きてきた人は、その価値観を大人になってから変えるのは難しいです。
ですが、これは幸せを感じる上で1番してはいけない事です。
なぜなら、人はそれぞれ生まれ持っている遺伝子も、生まれ育つ環境も人それぞれで、比べることは出来ないからです。
人と比べて得た優越感では、持続して心を満たすことができず、常に次の優越感を求めるようになります。
また、人と比べて感じる劣等感は、本来の自分の可能性を抑え込み、力を発揮しにくくさせ、挑戦の意欲を削いでしまいます。
嫌なことがあった時の対処法
嫌な事があった時は、
運を溜めてる時だなって思うと良いです。
これは、萩本欽一さんの本を読んで知ったのですが、
辛い時、それを耐えている時に運が溜まっていくそうなのです。
やっぱり人生は浮き沈みがあるし、
高くジャンプするには深くしゃがむ必要があって、何か大きなことを成し遂げるには、それなりの準備が必要です。
そんな耐え期を乗り越える方法は、今こそ運を溜めてるんだなぁと思うこと。
また、運という良く分からないものがしっくりこない人は、
耐え期こそ、成長できる時期と思っても良いと思います。
これは、アグリーベティというアメリカのドラマで、ベティのお父さんが、ベティに諭すシーンがあるのですが、
辛くて悲しくて、嫌な事が続いて、もはや耐えられない。そんな時を乗り越えようとしている最中に、人は成長しているのです。
まとめ
萩本欽一さんとアグリーベティの話は、依然にも記事を書いたので載せておきます。
とりあえず、人にも物事にも期待をしない。
期待をしても良いのは自分だけ。
他人をどうしようとか、これから起きることをどうしようか考えるなんておこがましいし、
自分がコントロールできるのは、今自分がどう考えて、どう動くのか。
この2つだけです。